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葬儀コラム

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【板橋区・荒川区のご葬儀】突然の訃報、誰にどう伝える?適切な連絡方法と文例をご紹介

訃報連絡 (7)

「訃報(ふほう)」とは、人が亡くなったことを周囲に知らせる大切なお知らせです。家族や親族が亡くなった際には、親しい友人や職場関係者、地域の方々へ、できるだけ早く連絡をする必要があります。
とはいえ、訃報を伝える機会は日常的にあるものではありません。いざという時、「誰に、どの順番で、どのように伝えればいいのか」「失礼のない言葉遣いは?」と戸惑う方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、訃報の意味から、連絡手段(電話・メール・SNSなど)、伝えるべき内容、連絡する相手とその優先順位、そして具体的な文例まで、初めての方にも分かりやすく整理してご紹介します。
いざという時に落ち着いて対応できるよう、ぜひご一読ください。

訃報連絡とは?基本的な意味と目的

訃報連絡 (6)

訃報連絡とは、人が亡くなったことを関係者に知らせる重要な連絡行為です。日常的でない出来事であるからこそ、その意味や目的を正しく理解しておくことが大切です。
まず、「訃報」の定義と役割、そして混同されがちな「葬儀案内」との違いについて、しっかりと確認しておきましょう。

訃報の基本的な意味

訃報とは、人が亡くなったという事実を関係者に伝える正式な連絡のことです。家族や親しい方が亡くなった際に、親族、友人、職場の同僚や上司、近隣の方々などに対して行う大切な連絡です。
単に死亡の事実を伝えるだけでなく、通夜や葬儀・告別式への参列をお願いする場合も含まれます。

訃報と葬儀案内の違い

訃報葬儀案内は、目的と内容において明確な違いがあります。
訃報は、主に「大切な方が亡くなったという事実」をお知らせすることが目的です。
一方、葬儀案内は、「通夜や葬儀・告別式の具体的な日時・場所・進行内容」などの詳細情報を伝えることが目的となります。

ただし現在では、訃報をお伝えする段階で通夜や葬儀の日程が決定していることも多く、近親者以外に対しては、訃報と葬儀案内を同時にお伝えするケースも増えつつあります。

訃報連絡の方法とマナー|通信手段の適切な使い分け

訃報連絡 (4)

前章では、訃報の意味や葬儀案内との違いをご紹介しました。
ここからは、訃報を伝える具体的な手段や、それぞれの方法に適したマナーについて解説します。

電話での訃報連絡が最も丁寧

電話は最も丁寧で確実な訃報連絡の方法とされています。特に親族や親しい友人、勤務先の関係者などには、直接お声でお伝えすることが望ましいでしょう。
連絡する際は、日中などの常識的な時間帯を選び、相手の状況を配慮しながら簡潔に要点をお伝えするよう心がけましょう。
電話であれば、相手の反応を直接確認できるほか、必要に応じて詳細な説明や質問への対応も可能です。

メールは状況に応じて活用

遠方にお住まいの知人や多数の会社関係者など、電話での連絡が困難な場合には、メールも有効な連絡手段です。メールを送る際は、件名を「訃報のお知らせ」「ご報告」など、内容が明確に伝わるものにしましょう。

本文では丁寧な文体を使用し、故人のお名前、ご逝去された日時、通夜・葬儀・告別式の日程・会場などの必要な情報を正確に記載することが大切です。

SNSやメッセージアプリの利用は個別連絡で

近年では、LINEやFacebookなどのSNSメッセージアプリを活用した訃報連絡も増えています。
ただし、公開投稿により不特定多数の方に知られることを避けるため、個別メッセージでお送りするのがマナーです。
相手との関係性を十分に考慮し、失礼のない表現と配慮を心がけましょう。

訃報連絡で伝えるべき内容

訃報連絡 (2)

前章では、訃報連絡の手段とマナーについてご紹介しました。ここでは、訃報を伝えるべき事柄についてくわしく解説いたします。
訃報をお伝えする際に「何を伝えるべきか」を事前に整理しておくことで、相手方に必要な情報を確実にお届けできます。以下の必須項目を参考に、落ち着いて対応しましょう。

必ず伝える項目

  • 故人様のお名前
  • 送り主(喪主や連絡者)と故人様との関係
  • ご逝去された日時
  • 通夜、葬儀・告別式の日時と会場
  • 喪主のお名前と連絡先(お問い合わせ先)

状況に応じて伝える項目

  • 死因(ご家族の判断により省略も可能)
  • 香典や供花に関するご希望
  • 服装や持参物についての注意事項

情報量が多い場合は、慌てずに順序立ててお伝えするよう心がけましょう。

訃報連絡の範囲|どこまでお知らせするかの判断基準

訃報連絡 (3)

訃報を知らせる範囲について悩まれる方は少なくありません。故人様との関係性や葬儀の規模を考慮しながら、適切な範囲を決定しましょう。

【緊急連絡】取り急ぎお知らせする方々

  • 親族(特に近い血縁関係の方)
  • 特に親しかった友人・知人
  • 勤務先・取引先の関係者

【葬儀日程確定後】改めて詳細をお知らせする方々

  • 故人と関係の深かった知人・友人
  • 地域の関係者(町内会、近隣住民など)
  • 趣味のサークルや習い事の仲間

【葬儀後】事後報告としてお知らせする方々

  • 葬儀には参列されない遠方の方
  • 過去にお付き合いのあった方
  • 年賀状のやり取りがある程度の関係性の方

故人様の交友関係の広さやご家族のご意向を踏まえて、無理のない範囲で判断されることをおすすめします。

訃報連絡の順序|失礼にならないための優先順位

訃報の連絡範囲について確認したところで、次は「誰から順番に伝えるべきか」という優先順位についてご紹介します。
訃報をお伝えする順序も、相手との関係性を考慮した配慮が必要です。適切な優先順位を把握し、スムーズな連絡を心がけましょう。

訃報連絡の優先順位

一般的には、以下のような順序で連絡を進めます。

  1. 親族(特に血縁の近い順に)
  2. 故人と親しかった友人・知人
  3. 勤務先や会社関係者(上司、同僚)
  4. 地域の関係者(町内会、近隣住民など)

連絡の順序によっては、後からお知りになった方が「なぜ教えてもらえなかったのか」と感じられる場合もあります。
このような誤解を避けるためにも、優先順位を意識した丁寧な連絡を心がけましょう。

訃報連絡の書き方と文例

電話

適切な言葉遣いと必要な情報を含んだ訃報文は、相手に正確に状況を伝え、心遣いを示すために重要な役割を果たします。
ここからは、連絡手段別に、そのまま使える実用的な文例をご紹介いたします。

1.親戚・知人・友人などへの訃報文例

【電話の場合】

突然のご連絡で失礼いたします。◯◯の長男の◯◯です。実は本日、父(母)〇〇が◯時に永眠いたしました。通夜・告別式は◯月◯日、葬儀は◯月◯日に執り行います。ご都合がつきましたらご参列いただければ幸いです。

【メール・SNSの場合】

件名:訃報のお知らせ
○○様
突然のご連絡をお許しください。○○の長男(長女)○○と申します。
このたび、父(母)○○(享年○歳)が、○月○日○時に永眠いたしました。ここに謹んでご報告申し上げます。
つきましては、下記のとおり通夜および葬儀・告別式を執り行います。ご多用中恐れ入りますが、ご都合がつきましたらご参列いただければ幸いです。
【通夜】
    日時:○月○日(○曜日)午後○時~○時
    会場:○○会館 
    ○○ホール住所:○○市○○町○-○-○
【葬儀・告別式】
    日時:○月○日(○曜日)午前○時~○時
    会場:○○会館 ○○ホール
【喪主】○○ ○○(故人との続柄:長男)
【お問い合わせ先】○○○-○○○○-○○○○
何かご不明な点がございましたら、お気軽にお声がけください。

2.故人様の勤務先・職場関係者への訃報文例

【電話・メールの場合】

件名:【訃報】○○部所属 ○○○○ 逝去のご報告
○○株式会社○○部 部長 ○○様○○部 皆様
平素より大変お世話になっております。○○部所属の○○○○の長男(長女)○○と申します。
このたび、父(母)○○○○が○月○日○時に○○歳で永眠いたしましたことを謹んでご報告申し上げます。
生前は格別のご厚誼を賜り、厚く御礼申し上げます。
つきましては、下記のとおり通夜・葬儀を執り行います。ご多用中恐れ入りますが、部署の皆様にお伝えいただければ幸いです。

【通夜】○月○日(○曜日)午後○時~
【葬儀・告別式】○月○日(○曜日)午前○時~
【会場】○○会館 ○○ホール(住所:○○市○○町○-○-○)
【喪主】○○ ○○(続柄:長男)
【連絡先】○○○-○○○○-○○○○

なお、勤務に関するお手続きについては、後日改めてご連絡させていただきます。
                                        ○○ ○○

3.家族葬をお考えの場合の文例

件名:訃報のお知らせ
○○様
突然のご連絡で恐縮です。○○の息子○○です。
このたび、父○○が○月○日に永眠いたしましたことをご報告いたします。
故人の遺志により、葬儀は家族のみで執り行わせていただきます。ご厚情は心よりありがたく存じますが、ご香典・ご供花につきましては謹んでご辞退申し上げます。
生前賜りましたご厚誼に深く感謝申し上げるとともに、略儀ながらメールにてご報告申し上げます。
                                        ○○ ○○

訃報連絡でよくいただくご質問(Q&A)

はてな

訃報連絡について、多くの方からお寄せいただく疑問に、Q&A形式でお答えいたします。いざという時の参考として、ぜひご一読ください。

Q1.訃報の連絡順序に決まったルールはありますか?

A.明確なルールはありませんが、一般的には「親族→特に親しい友人→職場関係者→地域の方々」という順序が望ましいとされています。
「後から知った」ということで気分を害される方もいらっしゃるため、相手の立場に立って「どの順序で連絡を受けると自然か」という視点で判断されると良いでしょう。

Q2.訃報で伝えておくべきことはありますか?

A.以下の情報を含めることで、相手に必要な情報を正確に伝えられます。

必須項目

  • 故人のお名前と送り主との続柄
  • ご逝去された日時と享年
  • 通夜・葬儀・告別式の日時と会場
  • 喪主のお名前と連絡先

状況に応じて追加する項目

  • 香典や供花に関するご希望(辞退の場合は明記)
  • 服装についてのお願い
  • 駐車場の有無などの会場情報 

※死因については、ご家族の判断で触れるかどうかをお決めいただくことをおすすめします。

Q3.夜間や早朝に亡くなった場合、すぐに連絡すべきですか?

A.親族など特に近しい方には時間を問わずご連絡し、その他の方々には常識的な時間帯(午前8時〜午後9時頃)にご連絡されることをおすすめします。
緊急性を要する場合以外は、相手の生活リズムに配慮した時間帯を選ぶよう心がけましょう。

おわりに

訃報連絡 (5)

訃報とは、大切な方が亡くなったことを関係者にお知らせする、非常に重要な連絡です。突然の出来事に動揺されるのは無理もないことですが、事前に基本的な知識を身につけておくことで、もしもの時も落ち着いて適切に対応しやすくなります。

電話、メール、SNSなど、現代では様々な連絡手段が利用できます。いずれの方法を選択される場合でも、故人のお名前、ご逝去された日時、葬儀の詳細、喪主のお名前と連絡先など、必要な情報を正確にお伝えすることが求められます。

また、連絡先の選定や順序については、ご遺族のお気持ちと相手との関係性を十分に考慮し、柔軟に判断されることが大切です。相手や状況に合わせた適切な言葉遣いや文例を用いることで、より丁寧な印象を与えることができるでしょう。

訃報は、受け取る方にとっても大変ショッキングで繊細な内容です。相手の心情に深く配慮し、誠意をもって伝えるよう心がけましょう。
人生において避けて通れない別れの瞬間に、故人様を偲び、関係者の方々との絆を大切にした訃報連絡の一助となれば幸いです。

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