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葬儀コラム

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【板橋区・荒川区のご葬儀】子どもがお葬式に参列するときの服装|年齢別マナーと季節ごとの注意点も解説

葬儀子供の服装 (8)-min

突然の訃報に接した時、多くの保護者が直面するのがお子さまの服装選びです。
「子どもに何を着せればいいの?」「手持ちの服で大丈夫?」
大人の喪服と違い、子どもの葬儀参列時の服装には明確なルールがないからこそ、迷いや不安を感じる方が少なくありません。

制服があれば安心ですが、未就学児や制服のない小学校のお子さまの場合は特に悩ましいものです。
「故人様に失礼のないように」「他の参列者に不快感を与えたくない」という気持ちがある一方で、「子どもらしさも大切にしたい」「無理をさせたくない」という親心もあることでしょう。

そこで本記事では、0歳から大学生まで年齢別の具体的な服装選びから、夏の暑さ対策や冬の防寒対策、さらにはお子さまの心のケアまで、葬儀参列時に知っておきたい情報を網羅的にご紹介します。
適切な服装選びで、お子さまと一緒に故人様を心から偲び、お別れの時間を大切に過ごしていただけるよう、ぜひ最後までご覧ください。

葬儀に参列する子どもの服装マナーの基本

葬儀子供の服装 (7)-min

葬儀は、故人様に哀悼の意を示す厳粛な場であり、子どもであっても年齢に応じ「礼を尽くした服装」が求められます。
とはいえ子どもの場合は、必ずしも大人と同様の正式な喪服を用意しなくても差し支えありません。

基本的には、黒や紺、ダークグレーなど落ち着いた色合いの服装が好ましいため、柄物や過度な装飾がないシンプルなデザインを選ぶよう心がけましょう。
子どもらしさを損なわず、清潔感があり控えめな印象を与える服装であれば問題ありません。

<年齢別|服装と身だしなみのポイント

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ここでは、子どもが葬儀に参列する際の服装について、年齢別に適したマナーと身だしなみの基本をご紹介します。

制服がある場合の服装

小学生、中学生、高校生で学校指定の制服がある場合は、葬儀の場においても制服が正式な服装として認められています
たとえ明るい色のリボンや金ボタンなど、一見すると葬儀の場にそぐわないように思えるデザインが含まれていても、基本的にはそのまま着用して問題ありません。

ただし、どうしても華美に感じる場合は、リボンを落ち着いた色に替えたり、取り外せる装飾を外したりするなど、できる範囲で控えめな装いに整えると安心です。
靴や靴下もシンプルなものを選びましょう。靴下は白・黒・グレーが無難で、靴やバッグも黒や濃紺など目立たない色のものが適しています。

乳幼児(0〜2歳)の服装

乳幼児(0〜2歳)の場合、大人の喪服のような厳密なルールにこだわる必要はありません。しかし、派手なデザインやキャラクターものは避け、白、淡いグレー、ネイビーなどの落ち着いた色合いのロンパースやワンピースを選ぶと良いでしょう。

デザインや色合いも大切ですが、お子さまが快適に過ごせるよう、着替えやすく、動きやすい素材やデザインを選ぶことも重要なポイントです。

保育園児・幼稚園児など未就学の子どもの服装

保育園児や幼稚園児といった未就学のお子さまには、できるだけ落ち着いた印象の服装を心がけましょう。具体的には、白や淡い色のシャツに、黒や紺のズボンやスカートを合わせるのが安心です。ワンピースを選ぶ場合も、無地でシンプルなデザインであれば問題ありません。

リボンやフリルなどの華美な装飾、キャラクター柄やカラフルな靴下・タイツは避けます。全体的に落ち着いた色味でまとめ、上品で清潔感のある装いを心がけましょう。

小学生の服装

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小学校によっては制服がある場合もありますが、多くの場合、私服での登校が一般的です。制服がない場合は、襟のある白いシャツに、黒やネイビーのズボン、またはスカートを合わせ、清潔感のある装いを意識しましょう。シンプルなワンピースも適しています。
可能であれば、ジャケットやベストを羽織ると、よりフォーマルな印象になります。

小学生のお子さまの場合も、派手なリボンやタイツ、明るい色味の靴などは避け、全体的に落ち着いたトーンでまとめることが大切です。

中学生・高校生の服装

中学生・高校生の多くは制服が指定されていますので、基本的には制服をそのまま着用します。制服がない場合や指定がない場合は、大人に準じたフォーマルな服装を意識しましょう。

黒やネイビーのブレザー、またはセットアップ風の落ち着いた服装がおすすめです。インナーは白のシャツが基本で、ネクタイやリボンも無地で地味な色合いのものを選びましょう。
スカートは膝丈程度、パンツはシンプルなストレートタイプがおすすめです。大人と同様に、全体的に派手さを避け、落ち着いた雰囲気でまとめるよう心がけましょう。

大学生の服装

大学生ともなると、大人と同様のマナーが求められます。男女ともに黒無地のスーツに、襟付きの白シャツ、黒の革靴を合わせ、全体をフォーマルにまとめることが大切です。
メイクはナチュラルにし、髪型も清潔感を意識したまとめ方を心がけましょう。

大学生は社会人に近い立場として見られるため、ご遺族様や他の参列者への配慮を忘れずに、節度ある装いを心がけることが大切です。

小物・身だしなみのマナー

お子さまが葬儀に参列する際、服装だけでなく小物や身だしなみにも配慮することで、より一層丁寧な印象になります。

ここでは、未就学児から大学生まで、身だしなみで気をつけたいポイントをまとめました。

アイテムポイント
黒のシンプルな革靴が理想的です。未就学児や小学生であればスニーカーでも差し支えありませんが、無地で落ち着いた色のものを選びましょう。
靴下白や黒の無地で、キャラクターや派手な柄のないものを選びます。未就学児や低学年の小学生については、黒いタイツや薄手のレギンスでも問題ないでしょう。
髪型清潔感のある髪型に整えます。ヘアアクセサリーは、光沢や装飾が強いものは避け、黒や紺など控えめな色・形のものを選びます。
バッグリュックサックやキャラクターもののバッグは避け、黒や紺のシンプルな手提げバッグが望ましいでしょう。大学生(女性)は小さめのフォーマルバッグが最適です。
アクセサリー・メイク女性の場合、大学生であっても葬儀参列時のメイクは「片化粧」と呼ばれる薄化粧が基本です。ピアスやアクセサリーは外しておきます。香水・整髪料も控えめを心がけましょう。

季節別|葬儀に参列する子どもの服装の工夫

葬儀子供の服装 (11)-min

年齢に応じた服装マナーに加えて、季節に合わせた服装の工夫を取り入れることも大切です。お子さまの体調や快適さを考慮しながら、葬儀の場にふさわしい装いを心がけましょう。

暑い時期(夏)のポイント

夏季であっても、葬儀式場ではジャケットを着用するのが本来のマナーですが、お子さまが参列する場合は、暑さによる体調不良を防ぐことが最優先です。
無理に長袖やジャケットを着せる必要はありませんので、白い半袖シャツに黒や紺のボトムスなど、清潔感と涼しさを両立できる服装を心がけましょう。

また、汗をかきやすいため、替えの服を1〜2着持参しておくと安心です。会場によっては空調の効きすぎによる冷え対策も必要になる場合がありますので、薄手の羽織物があると便利です。

寒い時期(冬)のポイント

冬の葬儀では、防寒対策もしっかりおこないましょう。黒やグレーのシンプルなコートやダウンジャケットなどであれば、着用しても問題ありません。また女の子であれば、黒タイツを着用するのも良いでしょう。

ただし、屋内に入る際はコートやマフラー、帽子は脱ぐのが基本的なマナーです。式場に入る前に、保護者が一緒に身だしなみを整えてあげましょう。

子供用フォーマルウェアを準備する方法

葬儀子供の服装 (10)-min

お子様の成長は早く、フォーマルウェアを常に適切なサイズで用意しておくことは簡単ではありません。しかし、急な訃報に際して慌てることがないよう、いくつかの準備方法を知っておくと安心です。

①手持ちの服を組み合わせる

まずは、お手持ちの服で対応できるかを確認しましょう。派手な装飾のない黒、紺、グレー系の無地の服があれば、それを組み合わせてフォーマルな装いに近づけることができます。
例えば、白の襟付きシャツに黒や紺のパンツやスカート、シンプルなカーディガンやジャケットを合わせるだけでも十分です。

②レンタルサービスの活用

最も現実的な選択肢の一つがレンタルサービスです。子供服専門のレンタル店や、冠婚葬祭用品を扱う店舗では、年齢・サイズに応じたフォーマルウェアを借りることができます。
特に成長期のお子様には、その都度適切なサイズを選べるレンタルが経済的です。事前に地域のレンタル店を調べ、連絡先を控えておくと安心です。

③子供用品専門チェーン店などで購入する

購入する場合は、少し大きめのサイズを選び、袖や裾の調整ができるデザインを選ぶことをおすすめします。黒・紺・グレーなど、葬儀以外の場面でも使える色合いを選べば、入学式や発表会などでも活用できます。

また、成長に合わせて買い替えやすい価格帯の商品を選ぶことも重要です。子供用品専門チェーン店やファストファッション、総合スーパーなどでは、子ども用のシンプルなフォーマルウェアや、普段使いもできる落ち着いた色合いの服が手頃な価格で見つかることが多いです。

葬儀に参列する子どもの心のケアも忘れずに

親子 (1)

大切な人との別れは、大人にとってもお子さまにとっても心に大きな影響を与える出来事です。年齢に応じた言葉で、「悲しむことは自然な気持ちだよ」「大事な人とのお別れだからね」といった感情に寄り添う声かけを心がけましょう。

また、精神的な負担が大きいと感じられる場合は、無理に参列させるのではなく、気持ちに寄り添う判断をすることも大切です。

子どもへの声かけの工夫

お葬式の場では、お子さまが戸惑いや不安を感じるのは当然のことです。「どうしてみんな泣いているの?」「もう会えないの?」といった素朴な質問に対しては、年齢に応じた優しい言葉で説明してあげましょう。

たとえば、

「○○さんはとても大切な人だったから、みんな悲しくて泣いているんだよ」
「もう会うことはできないけれど、たくさんの思い出が心の中に残っているよ」
「泣いてもいいし、悲しいって言ってもいいんだよ。自然なことだからね」

といった言葉が、お子さま自身の気持ちを整理する助けになります。

参列中のサポートと配慮

お子さまが不安そうにしているときは、そっと手を握る、隣に寄り添うなど、安心できる関係を感じられる距離感を保つことが大切です。
特に未就学児の場合、静かに長時間座っているのが難しいこともあります。状況に応じて式場の外で待つなど、無理のない参加方法を選ぶことも配慮の一つです。

また、式中に泣いてしまったり動き回ってしまったとしても、叱るのではなく落ち着いてフォローするようにしましょう。

葬儀後の心のフォローも忘れずに

葬儀が終わったあとも、お子さまの心の中にはさまざまな感情が残っています。「ちゃんとご挨拶できたね」「頑張って最後までいたね」といったねぎらいの言葉をかけてあげることで、子ども自身も大切な儀式をやり遂げたことを実感できます。

また、後日あらためて写真を見ながら思い出を話すなど、家族で故人様を偲ぶ時間を持つことも、お子さまの心の整理に役立ちます。

葬儀に参列する子どもの服装に関してよくある質問

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葬儀に参列する子どもの服装について、多くの保護者の方々から寄せられる疑問について、Q&A形式でお答えします。

Q1. 葬儀の場にふさわしい洋服がない場合はどうする?
お子さまが葬儀に参列する際、学校の制服がある場合はそれを着用することで問題ありません。しかし、小学生や乳幼児など未就学のお子さまの場合、葬儀に適切なデザインの服が手元にないということも十分に考えられます。

そのような時は、お手持ちの服を組み合わせて対応するか、ファストファッション店などで落ち着いた色味の服を揃えるのも良い方法です。急なことで準備が間に合わない場合は、レンタルサービスを活用するという選択肢もあります。

Q2. 制服があるけど、少し派手なデザインに見える。それでも着せても良い?
学校の制服は「正装」として認められているため、基本的にはそのまま着用して問題ありません。ただし、リボンやラインが明るすぎる、装飾が目立つなど、葬儀の場には適さないと感じる場合は、取り外したり、落ち着いた色味のものに付け替えたりするなどの工夫をしてみると良いでしょう。

葬儀は故人様への敬意を表す厳粛な場ですので、少しでも気になる点があれば、より控えめな印象になるよう調整してあげることで、周囲からの印象も良くなり、お子さま自身も安心して参列できるはずです。

Q3. 赤ちゃんや幼児も黒い服を着せたほうがいいですか?
赤ちゃんや幼児の服装には、葬儀の場における厳密なルールはありません。白やグレー、ネイビーなど、落ち着いた色合いのシンプルな服であれば問題ありません。お子さまの成長段階や体調を最優先に考え、無理のない服装を心がけましょう。

また、フリルや柄が入っていても、それが控えめなものであれば過度に気にする必要はありません。大切なのは、清潔感があり、故人様や他の参列者に対して失礼のない装いであることです。

おわりに

本記事では、年齢別・季節別に適した服装のポイントや、心のケアにも配慮すべき点をご紹介しました。お葬式は故人様との最後のお別れをする大切な儀式です。子どもであっても年齢に応じた身だしなみを整えることで、参列者としての敬意を表すことができます。

お子さまに無理をさせず、気持ちに寄り添いながら準備を整えることが大切です。服装に迷った際は、「清潔感」「控えめな色合い」「場にふさわしい印象」を意識して選びましょう。
また服装だけでなく、お子さまの心のケアにも目を向け、無理のない範囲で参列させることが大切です。

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